2010年2月アーカイブ

スギドクガ

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この時期に虫の話題でございます。

写真はスギドクガの幼虫です。
このスギドクガもマツカレハ同様、若齢幼虫で越冬するため、この時期でも幼虫が見られます。

スギ、ヒノキなどを食草とする虫なので、時折、山林で発生し大きな被害を与えるので、古くから森林害虫としてよく知られています。

今回発生していたのは、レイランドサイプレス(レイランディー)でしたが、ゴールドクレストなど他のコニファー類にも発生が見られます。

年2回の発生で、幼虫の食害は4~5月と7~8月です。

ドクガという名前がついていますが毒針毛でないため、かぶれることはありませんのでご安心を…

撮影日 2月19日 
 

道具

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普段から軽トラでなく、自家用の車に積んでいる道具です。

一番左はよくホームセンターで売っている鉄の棒にプルージックでロープを結んでいます。
このロープに足をかけ、エイヤ!と土に差し込むと意外にも土の固さや不透水層を確認することが出来ます。

二つ目はピンポールです。
これは腐朽部に差し込んだり、写真を撮る時に使ってます。

三つ目は腐朽部の深さを調べるために用います。
ホームセンターで売っている鉄筋棒の先端部をグラインダーで鋭利に削って、計測しやすいように10cmごとに印をつけており、反対側は持ちやすいように曲げています。
自家製で材料費は数百円程度です。
マテック博士の書籍によると、腐朽部を調べる貫入棒は「直径7mmより太くしない方がいいと」ということなので、これ位の太さが適当でしょう。

四つ目は木槌です。
勿論、幹を叩いてその打診音から腐朽しているかを確かめるために用います。
プラタナスなど樹皮の薄いものは、叩きすぎないよう注意が必要です。

五つ目はマイナスドライバーです。
根を出来るだけ傷めず、追い掘りして状況を確認する時には必要です。
まるで発掘作業のようです。

六つ目はベッコウタケなどの根株腐朽を調べるために根元を掘ったりするために使っています。

その他、バールやナイフも必要に応じて使いますし、測高竿なども積んでいます。

ルーペ、双眼鏡、メジャー、カメラなどは一応リュックに入れています。

小物はすべて持ちやすいようにバケツに掘り込んで車に積んでおり、他の道具も載せたままなので、いつも「なんでこんなん積んでんの~、邪魔になるわ~!」と怒られております(=。=)ふ~…
 

 

サクラ剪定(続)

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サクラの枯枝剪定や不要枝の剪定は、今ではサクラ管理の大事な作業の一つと思いますが、枝を剪除する位置は重要です。
今更ですが、枝の上部にはブランチバークリッチ、下部にはブランチカラーがあり、その部分を超えて枝を切除すると幹を傷つけることになり、損傷被覆組織が形成されず腐朽しやすくなってしまいます。
サクラ以外の樹種でも同様ですが、サクラは特に注意を払う必要があるでしょう。

ケヤキなどではブランチカラーが分かりやすいですが、ブランチカラーが見られない場合は、あくまでも一つの目安として「ブランチバークリッジの頂点から引き下ろした垂線と同角度を持って枝側に引いたラインで剪定する」か、「枝に水平なラインとバークリッジのラインの角度と同じ角度を枝側に引いたラインで剪定する」ということですが、現場で即座にこれを判断するのは中々難しいでしょう。

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角度は難しい~ チョッとずれたかな~

近年の研究でサクラ剪定後の塗布剤で材の変色を阻止するのはトップジンMペーストが有効だったので今回はこれを用いましたが、適切な位置で剪定すれば、無塗布でもある程度の効果はあるようですし、むしろ無塗布の方がいいというご意見もございます。
適切な位置で剪定することが、何よりも重要であるということでしょう。

損傷被覆組織の形成には木工用ボンドや墨汁で高い効果が得られたようですが、太い枝の場合はサイトカイニン剤を合わせて塗布するのが有効のようです。

今でもサクラの枝を途中で切断する「切り止め剪定」をよく見かけますが、これは枯れ枝をつくっているようなものです。
また、その昔、上原敬二大先生の書籍で私たちも学んだような「幹の付け根で切る」というフラッシュカットも、今では絶対に行ってはなりません。
こちらは幹を削っているようなものです。

PS:最近はソメイヨシノがてんぐ巣病に弱いため、代替としてジンダイアケボノやコマツオトメがよく植栽されるようになっています。

 

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