2010年12月アーカイブ

プラタナス苗

枝ではありません。
久しぶりに見たプラタナスのハタキ苗です。
昔はプラタナス、イチョウ、ソメイヨシノなどの落葉期の植栽はすべてハタキ(振るい)でした。
ハタキの利点としては、ポット苗のようなルーピングはしにくいということでしょう。
欠点としては、乾燥しやすい、そして必ず「水決め」で植栽する必要があるということです。

日本でススズカケノキ類(プラタナス)として植栽されているものには、スズカケノキ、アメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキの3種がありますが、ほとんどはこのモミジバスズカケノキです。

モミジバスズカケノキはスズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種で雑種強勢のため土壌や気候を選ばず育つので、公園樹や街路樹として数多く植栽されました。
雑種のため、スズカケノキに似た幹が緑や白っぽいもの、アメリカスズカケノキに似て幹が茶色っぽくあまり樹皮が剥がれないものなど、個々の樹木によって様々です。

最近植栽されなくなった原因のひとつは、スズカケノキ属の新芽、新葉には毛が密生しこの毛を吸い込むと鼻炎をおこし、特に小さい子供ではいちじるしく症状がでてしまうためです。
プラタナスの夏期剪定時にはマスクは必須でしょう。

また、最近ではプラタナスグンバイの発生で、近隣の民家から「洗濯物に虫が付く」といった苦情も多いようですし、昔からアメリカシロヒトリ(最近は大阪では少なくなったように思いますが)、ゴマダラカミキリの被害も多いです。
 

 

ケヤキ折損枝

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ケヤキ折損枝

ケヤキ折損枝の除去作業です。
折損した枝が掛木のようになっていました。

緊急の連絡があったので昨日の強風によるものかと思いましたが、葉の枯れ具合から以前に折損していたものと思われます。
狭い場所に多数の樹種が植栽されているので、折れても葉が青い間は気付かなかったのかもしれません。

生きたケヤキの枝が折損ということは、カミキリか腐朽、もしくはどちらもが関与しているとは思いましたが、やはりカミキリの穿孔跡がありました。

ケヤキ折損枝2

折損箇所

ケヤキ折損枝3

ケヤキではクワカキリの被害が多いようですが、幼虫は確認出来ませんでした。

因みに、樹木の枝落下事故で一番被害が多いのはケヤキ枯枝のようです。
冬期剪定時には枯枝を徹底的に除去する必要があるでしょう。。。

  

マツカレハ大発生

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マツカレハ


マツカレハ食害

すでに12月だというのに、立て続けに虫の話題です。

先日のマツノミドリハバチの際に「マツの食葉性害虫では、マツカレハとこのマツノミドリハバチの被害が多いのでないでしょうか・・・」と書き込んだばかりですが、そのマツカレハが大発生していました。
樹上には勿論、周辺の道や壁にまで這い回っており、異様な光景でした。
6月頃の老熟幼虫の大発生なら何度も出くわしているのですが、この時期に大発生とは・・・
マツカレハは3~4齢の幼虫で越冬するようですが、越冬場所を捜して這い回っているのでしょうか?。。。

マツカレハ被害跡

これは恐らく、6月頃の老熟幼虫による被害だと思います。
通常マツカレハの食害で枯れてしまうことはありませんが、ここまで加害されると回復は困難かも・・・
防除は孵化幼虫時の8~9月と越冬した4月から遅くともゴールデンウィークまでには行う必要があるでしょう。。。

撮影日 12月1日

 

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