クスクダアザミウマ 成虫

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クスクダアザミウマ成虫1.jpg


クスクダアザミウマ成虫2.jpg

とあるクスノキに見られたクスクダアザミウマの成虫です。
特に私が診断を依頼された訳でもなく、たまたま見られたクスノキです。
以前の幼虫時の記事にも書いたとおり、生育環境の悪いクスノキが樹勢の衰退を起こし、その際にクスクダアザミウマが吸汁加害、吸汁痕から炭疸病菌が広がってしまうそうです。
枝枯れ症状は炭疽病によって引き起こされるますが、炭疸病菌はクスノキには潜在的に存在しており、アザミウマの吸収加害が引き金となって被害が拡大するとのことです。
なお、クスオナガアブラムシの吸収加害によっても炭疽病菌が広がってしまうことがある様ですが、このクスノキには見られませんでした。

クスノキ 枯枝.jpg

街路樹のクスノキに多いですが、このクスノキは街路樹ではありませんでした。

防除は、クスクダアザミウマの場合は5月~6月に薬剤散布を、クスオナガアブラムシの場合は5月と7月に薬剤を散布すれば効果が高い様です。

以前の幼虫時の記事です。
https://miyamoto-tree.com/blog/2018/05/post-447.html

参考文献 
讃井孝義・黒木逸郎(2006)クスノキ枝枯れ症状の発生に関与する炭疽病,クスクダアザミウマと環境要因の関係,九州森林研究,No.59
今村順次・今村能子(2018)熊本市で発生したクスノキ炭疽病について,ツリードクター,No.25



 

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